神事・イベント

大館神明社例祭余興奉納行事の
神事、宵宮と本祭に行われるイベントについてご紹介します。

例祭、そして宵宮祭とは関係ないように思える楽しい行事には、実は関連があり、神道では人々が楽しく過ごすことによって、産土(うぶすな)様を含む様々な神様を喜ばせることにつながります。皆様が幸福に過ごし、産土様を迎えることが大切なことなのです。

神事

余興奉納奉告祭(9月10日)

余興奉納奉告祭の神事は、大館神明社で遷御の儀を執り行い、御神輿の前に神主一行、例祭余興奉納実行委員会、奉納各講の関係者がそろって神事を執り行います。神事が終わると、各講にお神酒と御幣を授け、お祓いを受けた山車とみこしの正面右側に御幣を奉って、それぞれの区域へ運行を開始します。

【余興奉納奉告祭】大館神明社にて神主一行、山車・みこしを奉納する各講の関係者がそろって神事を行う。

【余興奉納奉告祭】大館神明社にて神主一行、山車・みこしを奉納する各講の関係者がそろって神事を行う。

稚児行列の正式参拝

【稚児行列の正式参拝】かわいい子どもたちが大館神明社でお祓いを受けます。

各講に御幣を授ける

【各講に御幣を授ける】神事を終えると、神様の依り代として、奉納各講に御幣を授ける。

各講の山車とみこしをお祓い

【各講の山車とみこしをお祓い】奉告祭に参加した全部の講の山車・みこしがお祓いを受ける。

依り代を山車に設置する

【依り代を山車に設置する】神事を終えると、各講の山車・みこしの正面右側に依り代の御幣を設置する。これで準備万端。

いよいよ出発

【いよいよ出発】市内各地を練り歩く各講の山車・みこしが準備を整えて、それぞれ出発する。

宵祭り(9月10日)

夕方になると大館神明社に氏子関係者、例祭余興奉納実行委員会、参加各講の代表が集合し、宵祭りの神事を執り行います。修祓(しゅばつ)に続いてご本殿の扉を開き供物を捧げ、斎主が祝詞(のりと)を奏上し、神楽を奉奏。氏子関係者が玉串を奉り、宵祭りの神事を終ます。

修祓(しゅばつ)の儀

【修祓(しゅばつ)の儀】拝殿に向かう前に、清めの儀式を行う。

参進(さんしん)の儀

【参進(さんしん)の儀】神職を先導に祭主や関係者が、神事を行うため拝殿に向かう。

宵祭りの神事が始まる

【宵祭りの神事が始まる】本殿の扉が開き、厳かに宵祭りの神事が始まる。

献饌(けんせん)の儀

【献饌(けんせん)の儀】御神前に供物を捧げる儀式を行う。

神楽を奉奏

【神楽を奉奏】巫女が浦安の舞を奉納する。

玉串奉奠(ほうてん)

【玉串奉奠(ほうてん)】神官、氏子関係者、例祭余興奉納実行委員、各講代表など、が玉串を奉奠する。

出陣式(奉納行事)

【出陣式(奉納行事)】田乃坂越えを前に、各講の山車がそろい踏みで出陣式を行う。

田乃坂越え(奉納行事)

【田乃坂越え(奉納行事)】大町会場の前に立ちはだかる上り坂を重さ1 トンを超える山車が地響きをあげて駆け上がる見せ場。

本祭り(9月11日)

例祭と御神輿巡行

本祭りの朝は大館神明社の例祭から始まる。修祓(しゅばつ)に続いて斎主が祝詞を奏上し、神楽を奉奏。関係者が玉串を奉り神事を終えると、「遷御(せんぎょ)」の神事を行い、御神輿巡行の準備となります。

先代の御神輿は本殿とともに焼失したため、現在の御神輿は明治7 年(1874)に造られたものであります。昔は氏子たちが御神輿を担ぎ、神官が馬に乗り、牛が御神輿を載せた荷車を曳いた時代もあったが、現在は巡行の範囲が広くなり自動車の運行に変わっています。

明治20 年(1887)の御神輿行列の様子は「1 榊(さかき)、2御神旗(ごしんき)、3かんこう鉾(ほこ)、4猿田彦(さるたひこの)命(みこと)、5御供(おとも)、6祠掌(ししょう)、7神官(しんかん)、8御神輿(おみこし)、9御神馬(ごしんめ)、10唐櫃(からひつ)、その後ろに飾山が続く」となっていたが、現在は、1先導車(先触れ)、2指揮車(神官)、3神輿車(御神輿、宮司、猿田彦)、4供奉(ぐぶ)車(氏子総代)、5初穂車という車列に変わっています。

古くからの習わしで古神明社と御神体所縁の長倉町(現在のグランドパークホテル)では神事を行い、外町4町(大町、中町、馬喰町、新町)の当番町が用意した御旅所がお昼の休憩所となります。御神輿巡行の車列は、大館城下のお寺や古くからの料亭街を通り、駅前方面や有浦・東台などの新興住宅地まで、広い氏子区域を隈なく回り、午後4時頃には大館神明社に帰還します。最後に「還御」の神事を執り行い、大館神明社例祭の日程を終えます。

例祭の神事

【例祭の神事】関係者がお祓いを受け、例祭の神事が執り行われる。

遷御(せんぎょ)の儀

【遷御(せんぎょ)の儀】御神輿の巡行を前に、神様にお遷りいただく儀式が行われる。

御神輿巡行が出発

【御神輿巡行が出発】大館神明社から5台の車列で御神輿の巡行がスタートする。

古神明社での神事

【古神明社での神事】現在の大館神明社に古神明社の祭神が合祀されていることから、毎年神事が行われている。

長倉での神事

【長倉での神事】現在の大館神明社に合祀されている上平家(佐竹氏縁)の御神体にちなみ、毎年神事が行われる。

御旅所に神様を遷す

【御旅所に神様を遷す】当番町が準備した御旅所に、御神輿の神様をお遷しする。

各講の会所を巡行する御神輿

【各講の会所を巡行する御神輿】御神輿は、丸一日かかって氏子区域各講の会所を巡行する。写真は新連講(新町)の会所の様子。

料亭街を通る御神輿

【料亭街を通る御神輿】大正時代に建てられた建物が残る料亭街を通る御神輿。左奥は、割烹末広(昭和9年)。

御神輿に頭を下げる

【御神輿に頭を下げる】奉納各講は、御神輿が通りかかると演奏や踊りを止め、被り物を取って頭を下げて見送る。

各講の山車が参拝

【各講の山車が参拝】奉告祭の神事とは別に、各講の山車やみこしは、それぞれ大館神明社に参拝し、お祓いを受ける。

還御(かんぎょ)の儀

【還御(かんぎょ)の儀】氏子町内の巡行を終えて大館神明社に戻ると、御神輿から神様にお戻りいただく還御の儀式が行われる。

奉納講の大館囃子(奉納行事)

【奉納講の大館囃子(奉納行事)】それぞれ運行する奉納講の山車では、大館囃子が演奏される。

大館駅前の各講共演(奉納行事)

【大館駅前の各講共演(奉納行事)】長木川以北の各講が大館駅前に集結し、大館囃子の共演を繰り広げる。

祭典祝い水(奉納行事)

【祭典祝い水(奉納行事)】祭りの終わりを惜しみ、締め込み姿の熱い祭り人達が周囲から盛大に祝い水を受ける。

主なイベントをご紹介します。