大館ばやし保存会が、地元市立城南小学校三年生の学習会へ
大館ばやし保存会がお囃子を披露
2021年6月16日に、大館市立城南小学校の3年生の学習会にて、大館ばやし保存会がお囃子を披露して参りました。ここ数年、城南小学校さんには声をかけていただいておりまして、昨年はお祭りの実施がなく、子どもたちもとても興味深く演奏を聴いてくれました。
二年前は、まだお祭りの実施がありましたので、小学1年生の時に参加された生徒もいたのでしょうか。お囃子が始まると、子どもたちの体もじっと聞き入るというよりかは、体を使ってお囃子を楽しんでいるようでした。
生徒と還り山の演奏
まずはじめに、大館ばやし保存会で全曲を演奏し、その後は、お囃子の一曲である「還り山」を生徒に演奏してもらいました。
太鼓や大太鼓のバチや鉦を実際に触ってみて音を鳴らしていくうちに、段々と子どもたちの体が大きく揺れはじめ、体育館全体に太鼓の音、鉦の音と「わっしょい、わっしょい」の音が響き渡るのに、それほど時間はかかることはありませんでした。
途中、お囃子にのせられ学年担当の先生も壇上に上がり、バチを握り太鼓を叩き、「わっしょい、わっしょい」とこどもたちと一緒に、お囃子を楽しんでいただけました。
あっという間の1時間でしたが、なんと、最後はお囃子で興奮した生徒から、アンコールがかかり、最後は子どもたちと一緒に演奏することができました。
地元学校に伝統芸能の伝承
このコロナ禍、どのお祭りも開催実現が難しいなか、地元の学校が、勉学のみならず、積極的に地域に根ざすべき伝統芸能を伝える役割を担い、子どもたちがその役割を担おうと手と体を動かしてくれていることに感謝いたします。
こうやって毎年毎年行われる大館神明社例祭余興奉納行事が、地域にとって、子どもたちにとっても本当に大事なことなんだなと改めて思う瞬間でした。今年も城南小学校の先生や子どもたちに感謝です。ありがとうございます。
いつの日か、子どもたちとお祭りで会えることを楽しみにしています。